2012年　7月21日(土)いわき市文化センター にて、いわき市　原子力災害対策課主催の
第１回いわき市放射能・健康セミナーが開催されましたので、ご紹介いたします。

今回は、「低線量被ばくと子どもの健康」をテーマに、公益社団法人日本アイソトープ協会主査　中村　佳代子先生を招き、講演がありました。
中村先生の講演は、原発事故後の被ばくの実態について様々な統計や例を挙げて丁寧に説明して頂き、とてもわかり易い内容でした。
子どもを持つ多くの参加者が、遊び場での外部被ばくや、食品からの内部被ばくについて不安を感じていたことと思われますが、具体的なデータとともに、理解を深めることが出来、大変有意義だったのではないかと感じました。

講演に続いて、いわき市の低線量被ばくに対する取り組みと活動の報告が、市役所の各担当者よりありました。

外部被ばくについては、市内の保育所、幼稚園、小中学校の除染状況とモニタリングの実施状況報告、また除染実施計画の方針・目標について詳しく解説がありました。　

一方、内部被ばくについては、出荷農産物・自家消費作物・学校給食等の検査状況の解説がありました。　　内部被ばくは、外部被ばくに比べると不安が大きいためか、参加されている皆さんは、市の現状と今後の対策について食い入るように説明をお聞きになっていました。
尚、説明の中で、いわき市やいわきの農業者の取り組みに関する情報Webサイト　
「見せます！いわき『いわき農作物見える化プロジェクト』」の紹介がありました。
（　URL：http://misemasu-iwaki.jp　）
いわき市の農作物の安全・安心を消費者自身に相談してもらうためのサイトです。ぜひ皆さんも、一度ご覧になってみてください。

今後も、当ホームページでは、いわき市の安全・安心に関する情報をご紹介してまいります。
これからも、いわき環境システムの活動にご理解とご支援をお願いいたします。